木曾御嶽周辺(岐阜) 角助山(1554.8m) 2019年11月3日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 6:33 ゲート−−7:28 銀嶺谷林道(廃林道)−−7:43 1つ目の橋−−8:05 2つ目の橋で水ヶ谷へ降りる−−8:07 1つ目の滝−−8:18 2つ目の滝−−8:20 水ヶ谷を離れる−−8:35 笹藪突入−−8:52 角助山 9:16−−9:31 水ヶ谷−−8:33 2つ目の滝−−9:42 1つ目の滝−−9:44 2つ目の橋−−9:53 1つ目の橋−−10:05 兵衛谷林道−−10:44 ゲート

場所岐阜県下呂市
年月日2019年11月3日 日帰り
天候薄曇
山行種類藪山
交通手段マイカー
駐車場兵衛谷林道のゲート前に駐車スペースあり
登山道の有無無し
籔の有無かなり濃い笹藪。茎が絡み合ってやっかい
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント木曾御嶽周辺で最後の未踏の山。風邪気味で体調不良の中、兵衛谷林道と銀嶺谷林道から水ヶ谷を遡上して山頂へ。兵衛谷林道は崖崩れでよく通行止めにされるので注意。銀嶺谷林道は完全に廃林道化し棘付き灌木藪があり、最初の橋以降は崩壊、藪が激しいので水ヶ谷を遡上する方が楽。水ヶ谷は小さな滝があるが簡単に迂回でき、水量少なく登山靴で問題なし。標高1420m付近で沢を離れて笹の少ない谷地形を登ると標高1500m付近まで笹を避けられる。その後は相当濃い笹藪の連続で、僅か150mの移動に約20分かかったほど。山頂も濃い笹藪で笹が寝ていて三角点は発見できなかった




巖立峡駐車場入口に最初のゲート 今は開いているが通行止めになることもしばしば
兵衛谷林道のゲート前駐車スペース 兵衛谷林道のゲート。施錠されている
鍵の番号はこの界隈の林道と同じだった 道を塞ぐ倒木。車の通行は無いようだ
大きな落石はどかされている 林業作業道があるが山頂へは通じていないだろう
水ヶ谷を渡る橋。この先は林道は徐々に荒廃 水ヶ谷。途中まで林道を辿ってから入った
給水施設。水源は水ヶ谷。これが理由でここまで林道が良好 橋より先は明らかに車両通行形跡が薄まる
銀嶺谷林道に入る。最初から完全に廃林道化 廃林道で笹を分ける
倒木も数か所あり 目印があるか登山のためではないだろう
最初の橋。木製で木が生えている 腐って穴がある箇所も
橋を渡ると林道荒廃が一気に進む 最初のカーブは崩壊して道筋が消えている
笹藪も深い。朝露で濡れているので雨具着用 2番目の橋。これも木製
2番目の橋から水ヶ谷に下りる 最初の滝は右岸から高巻き
右岸の高巻きルート 刃物跡が見られた
2番目の滝は流れのすぐ横を登った 標高1420m付近で沢が緩く左にカーブ
標高1420m付近で右の浅い谷地形に取り付く。ここだけ笹無し 標高1450m付近。周囲は笹だがここは沢から「無毛地帯」が続く
標高1490m。無毛地帯の終わりが見えた 振り返る。ここまで笹を回避できたのはラッキー
標高1500mで急な笹激藪に突入 笹藪内部。茎は柔らかいが絡み合うとやっかい
山頂より北側で尾根に出た(切株の上から撮影) 角助山山頂。背丈を越える笹の海に没する
手を伸ばして撮影した木曾御嶽方面 近くの岩の上から山頂を撮影。アスナロの葉が映り込んでいる
ここだけ倒木で笹が寝て空間ができていた 角助山から見た北ア笠ヶ岳。南斜面だからか、雪が無い
帰りも笹の激藪漕ぎ 唐松の紅葉がいい感じだが藪漕ぎには唐松の落葉が邪魔
帰りのルートはずっと笹藪が続いた 往路のルートに合流して笹が消える
下ってきた斜面を振り返る 水ヶ谷に降り立つ
2番目の橋。帰りは廃林道の藪を嫌ってこのまま水ヶ谷を下った 沢は穏やか
最初の橋で廃林道に復帰 最初の橋より下流は廃林道の方が速く歩ける
兵衛谷林道のゲート到着 根尾の滝駐車場のトイレ
根尾の滝駐車場。バイクが2台のみ 遊歩道は一般ハイカーは難しくガイドの助けが必要
案内看板


・木曾御嶽周辺で未踏の山は角助山だけになって久しい。場所的、標高的に考えて山頂付近は深い笹藪に覆われているのは確実で、楽をするのなら残雪期を狙うのが利口な選択だろう。しかし地形図を見ると山頂近くまで林道が通じており、藪漕ぎは最小限で済むはず。貴重な残雪期は残雪が無いと登れないような山を優先したいところで、私にとってはこの程度の山なら無雪期に藪を漕いで登る方がお得だ。それにアプローチに使う林道も、おそらく残雪期は巖立峡入口のゲートが閉まっているだろう。通常ならマイカーで入れる兵衛谷林道のゲートは巖立峡入口のゲートから約5.6kmある。残雪期に楽をするためこれだけ歩くのはナンセンスだろう。

・角助山は以前から登ろうと考えており、今年の夏に向かったら林道工事中で巖立峡入口でゲートが閉じていて、開通は8月になってからと書かれていた。もう秋なので大丈夫かと思ってネットで調べたら、地元下呂市の観光関係のHPで開通したという情報は無かったが通行不能と言う情報も無かった。おそらく通行できるようになったと判断し出かけることにした。もし通行不能の場合は数年前に新設された逆方向の濁河温泉側から下る林道経由で歩くことにしていた。

・買い物を済ませて巖立峡目指して県道を走り、夕方に巖立峡入口に到着。駐車場入口を僅かに過ぎたところにゲートがあるのだが、今回は無事に解放されていた。これで計画通りに進められる。ただし、日曜、祝日以外は人も車も進入禁止と出ており、巖立峡入口で車中泊して日曜早朝に車で入った。もっとも、土曜日でも観光客もマイカーも出入りしていたが。平日は大型の工事車両が通行して危険ということなのだろう。

・今回は珍しくも車中泊で風邪を引いてしまい、熱があるようで日曜日は最初から絶不調。無理をせず諦めて帰っても良かったが長野からここまで来るのは遠く、天気も午前中は好天が予想されており決行することにした。車で兵衛谷林道のゲート前まで移動。途中でカモシカに遭遇。

・根尾の滝遊歩道入口を200m程度過ぎたところに兵衛谷林道のゲートがあり、施錠されてマイカーはここまで。鍵はこの付近の林道で見られるのと同じ回転式番号鍵で、これまでと同じ番号で開けることが可能だったが、この先の林道の様子は不明だし、歩いても傾斜が緩い区間を1時間程度のはずなので、素直に歩くことにした。

・林道は予想以上に良好で普通車で全く問題ない路面状況が続いた。1か所で細い倒木が道を塞いでいたが手でどかせる大きさ。これがどかされていないということは、ここ数日は車両は入っていないようだ。路面上の落ち葉もタイヤに踏まれた形跡は無い。

・2か所ほどで「森林整備作業中」の看板と作業道があり、2番目の作業道は角助山北西尾根に付いていた。もし山頂近くまで作業道が続いているならここを歩くのが正解だが、失敗した時の藪漕ぎの酷さを考えると容易に入ることはできない。帰宅後にグーグルの衛星写真を見たが、植林は林道近くだけ広がっていて今回の選択は正解だった様だ。

・今回遡上する水ヶ谷を越える橋のすぐ上流側には水道施設らしきステンレスのタンクがあった。そして林道はこの先は明らかに車の通行の形跡が薄くなっていて、これのメンテのために林道を利用しているようだった。

・そのすぐ先で銀嶺谷林道が分岐する。こちらは最初から完全に廃林道化し、崖側は崩れているし路上には灌木が生えて廃林道化して長年経過しているのは確実。笹はまだ薄いが棘が生えた灌木が混じっているのが厄介で、ズボンを通してでも足が傷だらけになってしまった。道を塞ぐような倒木も多い。これは林道法面が崩れて木が落ちてきたもの。

・最初の橋は分かりにくいが、かなり古い木製だった。全体が苔と灌木に覆われて一見して橋に見えないほど。でも足元には腐って開いた穴が。数10年後には落ちているだろうが、少なくとも今のシーズンは橋は不要な程度しか水は流れていなかったので、橋が落ちても影響は無かろう。

・最初の橋以降で廃林道の状況は急激に悪化する。最初のカーブは大規模に崩壊して道の続きがどこなのか地形図を見ないと分からないほど。ここはヘアピンカーブでUターンするように上がっていく。その先は朝露に濡れた濃い笹藪で上下とも安物の雨具を着用。ゴアではないので通気性は良くないが、安物なので藪漕ぎで劣化しても気にならないのがいい。

・笹藪を抜けると2つ目の橋が登場。これも木製だが最初の橋よりは保存状態が良く比較的原型を保っている。この先も林道が続くが、ここまでの荒れ方と藪を考えればこのまま廃林道を歩くより沢の中を歩いた方が速くて快適だろうと、水ヶ谷に下りて沢を遡上することにした。水量は少なく、登山靴で問題なし。

・2番目の橋から数分で最初の滝が登場。高さは5m程度。左側(右岸)が安全に登れそうなのでそちらを高巻き。途中の灌木の枝の切り口は刃物で切られたもので、過去に人が入ったことがあるのは間違いない。

・さらに遡上すると先ほどよりも小ぶりの滝が登場。これは岩の凸凹が適度に存在するので流れのすぐ右側(左岸)を通過。

・このまま水ヶ谷を遡上すると山頂から離れてしまうため、標高1420m付近で沢が左に緩やかにカーブする箇所で右手の浅い谷地形を登ることにした。この谷地形が唯一笹が無い場所で、その周囲は水ヶ谷を除いて全て深い笹藪に覆われている。よって常識的にここを登る以外に選択肢は無い。

・うまい具合にこの谷は長い距離に渡って笹が無く非常に歩きやすい。標高1500mまで笹を回避することができたので上出来。

・標高1500mより上部は急斜面で唐松植林と深い笹。何故かどこでも唐松植林は笹と相性が良くて困る。傾斜がきつすぎて取り付きから苦労する。笹の茎は細いが互いに絡み合った場所があり、そんな場所は通過に苦労する。それでも茎の細さは大助かりで、両手でかき分けて進むことが可能。根曲がり竹だと茎が固くてこの作戦は腕の筋力が持たず短距離しか通用しない。

・ようやく傾斜が緩んで山頂かと思ったら山頂より北側の尾根上だった。植林なのでもしかしたら尾根上に踏跡があるかと期待したが大外れで、これまで同様の背丈を越える深い笹藪が続いていた。それでもこれまでと違って尾根直上に薄い獣道らしき筋があり、それをうまく拾うと格段にスピードアップできた。

・傾斜が緩んで最高点と思われる地点に到着。笹藪突入から山頂までの道のりは約150mだが20分近くかかったので、進行速度はおよそ時速500m。これで藪の濃さが分かるだろう。

・山頂付近もこれまでと全く変わらず背丈を越える深い笹藪が広がって周囲の状況が分からない。GPSで山頂位置を確認するとここから数mと出たので、ここが山頂に違いない。三角点があるはずだが、山頂部は大振りの枯れ枝が落ちていて笹が重なり合って横倒しとなり、地面が全く見えない。笹の中に潜ってその周囲を丹念に探したが三角点は見当たらなかったので、この枯れ枝の下に三角点があるのだろう。山頂部にあった高さ1m程の岩に登って周囲を見渡したが、枯れ枝付近が最も高いように見えた。岩に登っても周囲は背の高い木に囲まれて展望は無かった。

・寝た笹の上にザックを転がして昼飯を食って休憩。通気性が悪い安物雨具のおかげで衣服は汗でびしょ濡れになってしまった。こういう時は化繊の下着は便利。雨具を脱いで通気性のある上着を着て防寒すれば冷たさを感じなくなった。風邪で調子が悪いので体の冷えは致命傷になりかねない。風はほぼ無風、天気は薄曇りで日差しがあった。気温は確認しなかったが今の季節にしては高く+10℃近くあったのではないか。

・帰りは往路ではなく山頂から直接水ヶ谷へと下ったが、こちらは往路と違って延々と濃い笹藪が続き、下りでも苦労した。やはり往路の笹無しルートが正解。

・水ヶ谷に降り立ってからは往路と違って2番目の橋から廃林道に上がらずにそのまま沢を下って最初の橋で廃林道に上がった。最初の橋〜2番目の橋の間は廃林道よりも沢の方が歩きやすかった。最初の橋より下流側は林道の方が明らかに歩きやすく所要時間も短いだろう。

・兵衛谷林道に出てからは淡々と林道歩き。人間にも動物にも出会うことなくゲートに到着。

・車に乗って根尾の滝駐車場を通過すると2台のバイクが置いてあった。滝の見物に来ているのか不明だが、案内標識によると遊歩道の一部が破損して通行不能とのこと。ただし、下呂市のHPによるとガイドを伴った通行は可能とのことで、全く通れない状態ではないようだ。ただし、そこまでして滝の見物に行く観光客は少ないであろう。でも滝好きのDJF氏なら行くかも(笑)

 

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